[2]M-1は「ヤケクソ」で挑んだ--くすぶる芸人、ウエストランドの逆襲

「もう言いたいこと全部言ってやれ」

例年であれば、『M-1』を目指す漫才師は1年かけてネタを作り込み、ライブで観客の反応を見ながらそれを磨き上げていく。だが、2020年はコロナ禍によってしばらくの間ライブが軒並み中止になり、思うように調整ができなかった。ウエストランドも例外ではなかった。 「自粛期間が明けてから新ネタライブもやったんですけど、お客さんも少ないし、やっぱりなかなか厳しいなっていう感じだったんですよね。だからこそ『もう言いたいこと全部言ってやれ』ってヤケクソみたいな気分でやれたのが逆に良かったのかもしれないです」(井口) 芸人の間では「M-1でこういうネタをやると勝てない」といったセオリーのようなものがささやかれていた。ウエストランドも従来はそれを意識してネタ作りをしていた。だが、昨年はあえて開き直り、そのようなセオリーにこだわらずに「とにかくウケるネタ」を突き詰めていった。その結果、分厚い壁を破って初めて決勝に進むことができた。 彼らが飛躍したもう一つの理由は、河本が妻子との別居をやめて、再び一緒に暮らし始めたことだった。 「劇的に変わりましたね。今までは1人だったので、夜中まで飲み歩いて、翌日仕事に遅刻したり、酒が残った状態で現場に行ったりしてたんですけど、今は子供を保育園に送るために早起きするから、ちゃんとした生活ができるようになりました」

「それが決勝に行けた一番の要因だと思いますよ。以前は僕とマネージャーが仕事のたびに『あいつ、今日は来るかな』っていうのを考えなきゃいけなくて、ネタどころじゃなかったですもん」(井口)

「『M-1』は夕方だから大丈夫よ」(河本)

「いや、そういう問題じゃない。それでも来ないときもあるから」(井口)

「まあ、あるか」(河本)

やっている途中で『これはダメだな』と思っていた

腐ってはいるけど、後ろ向きの腐りではない

 

 

ただでさえ苦しい生活をしている彼らに、新型コロナが襲いかかった。一時はライブすら行うことができなくなり、活動の拠点を失って窮地に追い込まれた。お笑いファンの間では芸人たちの窮状を心配する声もあがった。だが、井口はそれを笑う。 「(昨年の)緊急事態宣言中が一番元気だったんじゃないですか。テレビも止まっていて、誰も何もやっていないじゃないですか。自分だけが売れてないっていうストレスがなかったので、めちゃくちゃ元気でしたよ」(井口) 「お金はもともとないからね。」(河本) 「その上で何とかしてるから。だから、お客さんで心配してくれてる人も多かったけどこの売れてない芸人たちのゴキブリ根性をナメんな、っていうのは発信していました」(井口) 転んでもただでは起きないこの生命力の強さこそが、ウエストランドの最大の武器だろう。そんな彼らは『M-1』の決勝に出て、洗礼を受けたことでまた一皮むけたのかもしれない。 「マヂカルラブリーさんも最下位を経験してから優勝してますし、千鳥さんだって最下位になったことがあるし。こうやって悔しい気持ちを知れたのが一つの収穫だと思うので、出られる限りは出て、優勝しなきゃいけないんだと思っています」(井口) 器用ではない。真面目ではない。若くもない。ないない尽くしのデコボココンビは、今年も持ち前のゴキブリ根性を頼りにお笑い界を這い回っていく。

Twitterの声!!

ネットの声!!

だけど先日のアメトーク 40過ぎてもバイト辞められない芸人とか見ると、M-1に出られるだけまだ良い方なのかなと思う。

芸人が売れるってのは何が受けるのか良く解らない。
自分たちの冠番組持っている芸人でも、毎日のようにいろんな番組に出ている芸人でも面白くないと思う人は沢山いる。
今回良い評価のコンビも来年はどうなるかわからない。
突然チャンスに恵まれることもあるので頑張ってほしい。

あのM1の日、数年前のレッドカーペット以来ウエストランドの漫才を見たけどめちゃくちゃ緊張してた笑
でも、M1決勝はすごいこと!
事務所には爆笑問題という偉大な先輩がいるから超えれるように頑張ってほしい!!

有吉の壁に出てるウエストランドみてみたいかも

ウエストランドはオンバトでもあと一歩でチャンピオン大会出場を逃したり、末期のいいともで隔週レギュラーだったけどあまり印象に残らなかったり、チャンスはあっても掴み損ねてきて惜しいイメージ。 正直M1向けの芸風じゃなかった気もするけど、決勝でもある意味ウエストランドらしかったと思うし、下手に違う事やろうとして迷走しないで頑張って欲しい。

井口は色々頑張ってるのが分かるが、河本が一向に成長してないように見える。デカいボケをかましそうな雰囲気だけ。

井口だけがしゃべりまくる芸は限界があるので、河本がもう少し頑張らないと難しいのでは。サンドの富澤とまでは言わないが、効果的なボケを放ってほしい。

ウエストランドは味のある漫才を披露したと思いますがM1の決勝戦で緊張したのは残念でしたね。
しかし芸人は世に出てナンボの世界なので今回は惜しいとこまで駒を進めて世間に顔を売ったので後はコンビの頑張り次第と運もあると思います。
テレビに出てる芸人でも面白くなかったり、トークが下手クソで消える人も一杯いるし、まずはスタートラインに立ったと思うので頑張って欲しいですね。

年々レベルの上がるM-1において、ネタの完成度は勿論
チャンピオンに選ばれるかどうかの空気も重要
その意味で、ウェストランドが今大会で優勝できる空気に持ち込むのは
昨今のお笑い界の流れから考えると、至難の業だったと思う

でも昨今のお笑い界に流れる「誰も傷つけない笑い」とかいう
よく分からない幻想を打ち砕く大きな一手になってくれれば
ウェストランドが決勝に出た意味はあったと思う

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